※大阪市・交通局に対する団体署名への協力要請について
私たち大阪市営地下鉄駅清掃委託作業で働く労働者を組織している建交労大阪地下鉄清掃支部は長年、乗客と作業者のため奮闘してきました。 2007年から大阪市・交通局の委託清掃作業に対して全面的に一般競争入札が導入されるなか、昨年、会社が落札に失敗し、その結果約80名働いていた労働者は雇用不安にさらされました。 組合は雇用・賃金確保のため作業者を団結させ、会社に落札会社の下請けとして働けるように要求し、約40名の雇用・賃金確保をかちとりました。しかし、会社は今年の入札に再び失敗し、下請け作業の赤字累積を理由に全員解雇の予告を行いました。組合は会社に対して粘り強く交渉を続け、落札会社2社に就職斡旋させて、約30名の雇用・賃金確保を勝ち取りました。今年、会社が11月の入札に失敗すると、みたび、解雇されることになりかねません。 大阪市・交通局の競争入札の実態は、昨年の落札率が予定価格の平均50%、今年の落札率が予定価格の平均34.1%とますます低入札になり、その結果、作業者の賃金は大阪府の最低賃金で働く労働者が多く、そのため、年金受給かダブルワークでないと生活できない『官製ワーキングプア』をつくりだしています。 一方、駅清掃労働者の実態は、日常的に一人で二人分や予定時間内で終われない作業を指示される労働強化が常態化しています。また、夜間作業が終わって始発電車が動くまでは拘束される、その間は無給であるなど違法行為が発生しています。 このようななか、いま話題になっている、ワーキングプアとして、今年4月のNHKのクローズアップ現代での「揺れる民間委託」の放映や7月での朝日新聞「時給731円 生活できん!」の掲載が全国的に注目されました。 私たちは、今年の入札に向けて、大阪市・交通局に対して入札の改善などを要請してきましたが、要請書の回答を見る限りでは一向に改善される兆しが見受けられません。 そこで、ご多忙の時期とは思いますが、以上のような状況のなか、別紙、大阪市・交通局宛の「要請書」に対する緊急のご協力を要請する次第です。又早急なとりくみが求められる中で、下記の集約期日を設定しましたので、重ねてお願いいたします。
第1次集約 2008年11月末日 第2次集約 2008年12月末日
団体署名は、こちらからダウンロードをお願いします。
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